ドローンブログ
2025.12.23
外壁調査は何年ごとに必要?
九州で赤外線ドローン外壁調査を検討する管理組合の方へ
マンションやビルの外壁は、
紫外線・雨・風・寒暖差の影響を長年受け続けています。
特に九州エリアでは、
- 日射量が多い
- 台風・豪雨が多い
- 海沿い地域が多い
といった環境要因から、
外壁の劣化が進行しやすい地域と言えます。
そのため、
九州のマンション・ビルでは
定期的な外壁調査が非常に重要です。


原則は「10年に1回」+中間調査
一般的に、マンションでは
12〜15年周期で大規模修繕工事が計画されます。
その判断材料として、
- 修繕前の外壁調査
- 中間時点での劣化状況確認
が行われます。
目安となる調査周期
- 築10年前後:初回の外壁調査
- 築15年前後:大規模修繕前の詳細調査
- 以降は約10年ごとに定期調査
この流れが、多くの管理組合で採用されています。
九州エリアでは「年数+環境」で考える必要があります
外壁調査のタイミングは、
築年数だけで判断すべきではありません。
九州では特に、
- 台風時の強風・横殴りの雨
- 夏場の高温による外壁表面温度の上昇
- 湿度が高い環境による劣化促進
といった影響により、
想定より早く劣化が進行するケースも見られます。
そのため、
「まだ築10年だから大丈夫」
「前回の修繕から時間が経っていない」
といった判断は、
リスクを見逃す原因になることがあります。
赤外線ドローン外壁調査が有効な理由
近年、九州を中心に
赤外線カメラを搭載したドローン外壁調査が増えています。
赤外線ドローン調査では、
- 外壁内部の浮き・剥離の可能性
- 雨水の影響を受けている部位
- 表面からは見えない劣化兆候
を、温度差として可視化できます。
特に、
- タイル張り外壁
- 中高層マンション
- 足場設置が難しい建物
では、
中間調査として非常に有効です。
早めの外壁調査が「結果的にコスト削減」につながる
外壁調査を定期的に行うことで、
- 今すぐ補修が必要な箇所
- 経過観察で問題ない箇所
を明確に分けることができます。
これにより、
- 不要な全面改修を避けられる
- 緊急補修の発生を防げる
- 修繕積立金を計画的に使える
といったメリットがあります。
赤外線ドローン外壁調査は、
「工事のため」ではなく
「無駄な工事を減らすための調査」
として活用されるケースが増えています。
九州で外壁調査を検討すべきタイミング
次のような状況に当てはまる場合は、
外壁調査を検討する一つの目安です。
- 前回の外壁調査から10年以上経過している
- 九州特有の台風・豪雨の影響が心配
- 大規模修繕の計画を立て始めた
- 管理会社から調査を勧められている
- 外壁のひび割れや補修跡が増えてきた
まとめ|九州の外壁調査は「早めの現状把握」が重要
外壁調査は、
- 10年に1回を基本
- 九州の環境条件を考慮
- 赤外線ドローン調査を中間調査として活用
この考え方が、
建物の安全性とコスト管理の両立につながります。
「今すぐ工事が必要か分からない」
そんな段階こそ、
赤外線ドローンによる外壁調査で
現状を正確に把握することが重要です。

