ドローンブログ
2026.01.06
「目視だけで本当に大丈夫?」外壁調査が必要な理由を分かりやすく解説
マンションやビルの外壁について、
理事会や管理会社の中でよく出る声があります。
「外から見て特に問題なさそうだし、
目視確認だけで十分では?」
一見するともっともな意見ですが、
外壁の劣化は“目で見えるものだけ”では判断できません。
この記事では、
なぜ目視だけでは不十分なのか、
そしてなぜ外壁調査が必要とされているのかを
九州の建物事情を踏まえて解説します。
目視点検で確認できること・できないこと
目視で確認できる主な内容
- 明らかなひび割れ
- 塗装の剥がれ
- 目立つ欠損や破損
- 雨だれ・汚れ
これらは、
外壁の表面に現れている劣化です。
一方で、次のような劣化は
目視では確認できないケースが多くあります。
目視では分かりにくい劣化
- タイル内部の浮き
- 下地モルタルの剥離
- 雨水の浸入による内部劣化
- 過去補修部の再劣化
外壁は多層構造になっているため、
表面に異常が出た時点で、内部ではすでに劣化が進行している
というケースも少なくありません。
「見た目に異常がない=安全」ではない理由
外壁の剥落事故は、
事前に大きな異変が見えないまま発生することがあります。
特にタイル張り外壁では、
- 表面は問題なさそうに見える
- 内部で接着力が低下している
- ある日突然、落下する
という事例も実際に起きています。
このため外壁調査は、
事故を未然に防ぐための“確認作業”
という意味合いを持っています。
九州エリアで外壁調査が重要とされる理由
九州では、次のような環境条件があります。
- 台風・豪雨が多い
- 日射量が多く、外壁表面温度が上がりやすい
- 海沿い地域では塩害の影響を受けやすい
これらの影響により、
外壁内部の劣化が想定より早く進行する
ケースも少なくありません。
そのため、
「築年数が浅いから大丈夫」
「前回の修繕からまだ年数が経っていない」
という理由だけで判断するのはリスクがあります。
外壁調査の目的は「工事」ではありません
外壁調査と聞くと、
「結局、工事を勧められるのでは?」
と不安に感じる方もいます。
しかし、本来の外壁調査の目的は
工事を決めることではありません。
- 今すぐ補修が必要なのか
- 経過観察で問題ないのか
- 次回修繕まで様子を見るべきか
これらを客観的に判断するための材料を揃えることが
外壁調査の役割です。
なぜ外壁を点検すると、結果的にコストを抑えられるのか
外壁調査というと、
「調査費がかかる=コストが増える」
という印象を持たれがちです。
しかし実際の現場では、
事前に点検を行っていたことで、結果的に修繕費を抑えられたケースが多く見られます。
その理由は、点検によって次のような判断が可能になるからです。
- すぐに補修が必要な箇所
- 現時点では経過観察で問題ない箇所
- 次回の大規模修繕まで対応を見送れる箇所
これらを整理できると、
工事範囲を必要最小限に絞ることができます。
一方で、点検を行わずに判断すると、
- 劣化状況が分からないため安全側に倒す
- 「念のため」で広範囲の補修を行う
- 結果として工事規模が大きくなる
という流れになりやすく、
本来不要だった工事まで含まれてしまうことがあります。
外壁調査は
「工事を増やすため」ではなく、
不要な工事を減らすための判断材料を揃える行為です。
そのため、
点検を行うことで
短期的には調査費がかかっても、
中長期的には修繕費全体を抑えられる可能性が高くなる
という考え方が成り立ちます。
目視点検と外壁調査は「役割が違う」
- 目視点検
→ 日常管理・簡易確認 - 外壁調査
→ 内部劣化を含めた安全確認・判断材料の取得
目視点検は否定されるものではありませんが、
目視だけで外壁の安全性を判断することは難しい
というのが実情です。
ドローンや赤外線を活用した外壁調査という選択肢
近年では、
- 足場を組まずに実施できる
- 高所まで近接確認できる
- 赤外線で内部の異常兆候を把握できる
といった理由から、
ドローンや赤外線を活用した外壁調査が
現状把握の手段として使われるケースが増えています。
「今すぐ工事が必要かどうか分からない」
という段階での調査にも適しています。
九州で外壁調査を検討している方へ
外壁調査について、
サービス内容や考え方をまとめています。
▶ 外壁調査の詳細はこちら
https://horibousui.jp/landing-page/
また、
外壁調査や赤外線・ドローン活用について
動画で解説した情報も公開しています。
▶ 外壁調査・ドローン活用の解説動画
https://www.youtube.com/@by-kj9gq
さらに、
ドローン外壁調査を実務として学びたい方向けの情報はこちらです。
▶ ドローン塾 大分校
https://drone-juku.jp/oita/
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